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皆さんこんにちは!
株式会社Akisai、更新担当の中西です。
本日は第12回新聞配達雑学講座!
ということで、新聞配達業における人材不足の実態・背景・現場の声・求められる取り組みについて、具体的かつ現実的に深掘りしていきます!
新聞という情報メディアは、デジタル化が進むなかでも、特に高齢者層や地域密着メディアとして根強い需要を維持しています。
しかし、その新聞を“毎朝確実に、各家庭に届ける”という極めて重要な役割を担っているのが──
新聞配達員です。
この「新聞配達」の仕事が、いま深刻な人材不足に直面しています。
新聞配達は、新聞販売所(新聞店)が担う業務のうち、最も根幹となる部分です。
日本では朝刊・夕刊合わせて、毎日約3,000万部以上の新聞が配達されており、ほとんどが人の手による“戸別配達”です。
早朝2時〜5時:新聞受け取り・仕分け作業
配達エリアごとにバイクまたは自転車で配達
雨天や悪天候時も欠かさず実施(ビニール包装などの対応含む)
担当区域の読者対応・苦情処理・簡単な営業や集金を含む場合も
📰 この仕組みは世界的にも非常に珍しく、“日本型新聞配達システム”とも言われています。
全盛期(1990年代)には全国で約30万人以上いた新聞配達従事者
2023年時点では10万人を下回る規模に縮小(日本新聞協会調べ)
主要都市でも1販売所あたり2〜3人で回しているケースが多数
高校生アルバイトや学生バイトが激減傾向
配達員の平均年齢は50歳を超える販売所も珍しくない
「後継者ゼロ」の販売所も地方では深刻な課題に
「早朝の仕事だから掛け持ちに便利だったけど、もう体がきつくて…」
「朝だけなのにこんなに人がいないとは思わなかった」
「固定客との会話が励みだけど、収入が低くて続けにくい」
現場では、“責任感と孤独感”のはざまで揺れる声が少なくありません。
午前2時〜5時など、不規則かつ極端に早い時間帯の勤務
睡眠リズムが崩れやすく、健康への負担が大きい
通勤・天候リスクも高い(雨・雪・猛暑など)
⏰「生活に合わない」=人が集まりにくい大きな原因です。
朝刊のみの配達で月収5万〜8万円台が相場(地域差あり)
件数が多い割に時給換算で低めになりやすい
掛け持ちバイト向きではあるが、主たる収入にはならない
💰「頑張っても稼げない」ことが、若年層の定着を阻んでいます。
高齢化や空き家増加により、配達効率が悪化
山間部や坂の多い住宅地などではバイク配達が過酷
配達員1人あたりのカバー範囲が拡大
🏍️ 地域密着型サービスであるがゆえに、少子高齢化・過疎化の影響を直撃しています。
インターネットニュース・SNSの普及で購読者数は減少傾向
特に若者層では新聞購読率が1割以下の調査も
販売所自体が統廃合・閉鎖されるケースが増加
📉「届ける先」も「働く場所」も減っているのが現実です。
「きつい」「地味」「将来性がない」といった印象
キャリア形成に結びつきにくいと思われがち
スマートな仕事ではないと敬遠されがち
📢 そもそも職業選択肢として認知されていない層も多いのが現状です。
朝刊のみ・週3日勤務などライフスタイルに合わせた柔軟なシフト制の導入
時給制や配達歩合の見直し
配達件数に応じたインセンティブ設計
🕊️ 「副業OK」「短時間OK」など、働き方の選択肢を広げることが鍵。
高齢者の“健康就業”としての位置づけ(朝の運動+収入)
外国人材や留学生、主婦層へのアプローチ強化
地域貢献型ワークとしての価値訴求(「見守り・声かけ」との融合)
👵「地域を知る人が地域を支える」新聞配達の社会的価値を再評価する動きが必要です。
配達ルートの最適化システム(ナビ+配達管理アプリ)
自動仕分けやICタグによる誤配防止
今後の電動バイク・自動配達ロボット導入の検討も進行中
📱「アナログ+デジタル」のハイブリッドで、少人数でも回る体制づくりが可能に。
SNSやYouTubeなどで「配達員の一日」「やりがい紹介」などを発信
大学生やフリーランス向けの朝活副業としての新聞配達の可能性
新聞業界全体でのブランディング刷新
📣 配達の魅力を「人を支える静かな誇り」として再発信することが求められています。
新聞配達は、
✅ 毎日、時間通りに情報を届ける使命感
✅ 地域を誰よりも知る人のネットワーク
✅ 災害時の見守り・孤立防止の役割
そんな、目立たないけどかけがえのない仕事です。
しかし、それを支える「人」が減れば、サービスも文化も立ち行かなくなります。
だからこそ、新聞配達業は今、
「新しい働き手と、次の時代の仕組み」を模索する岐路に立っています。
🌅 朝の街の静かな足音を絶やさないために。
人材不足という課題に、業界・地域・社会全体で向き合うことが求められています。
株式会社Akisaiでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
株式会社Akisai、更新担当の中西です。
本日は第11回新聞配達雑学講座!
ということで、新聞を“伝わる媒体”として作るための計画と制作のポイントを、初心者の方にも分かりやすく、かつ実務的な視点で深くご紹介♪
SNSや動画メディアが全盛の今でも、「紙で読む情報」には独自の価値があります。
特に新聞は、「テーマが定まり、一定のリズムで人に届くメディア」として、今もなお多くの現場で活用されています。
とはいえ…
「何から始めればいいのか分からない」
「レイアウトが難しい」
「テーマがぶれてしまう」
「読まれずに終わってしまった…」
そんな声もよく聞きます。
新聞作りは、まず「目的を明確にする」ことから始まります。
記事を書く前に、“誰に、何を、どんな形で”伝えるのかをしっかり設計しておく必要があります。
情報を広く伝える(例:学校行事報告、地域イベント)
メンバーの結束を深める(例:社内報、PTA新聞)
啓発や教育を目的とする(例:環境問題や防災広報)
🎯「何のために発行するのか?」をはっきりさせることで、紙面全体の“軸”が定まります。
小学生か、中高生か、大人か、高齢者か
地域住民か、社内スタッフか、保護者か
興味関心の傾向(文化系?スポーツ?ニュース系?)
👥 読者像が明確になると、言葉づかい・写真選定・記事の長さも自然と決まってきます。
月1回?学期ごと?年1回?
取材・執筆・編集・校正・印刷・配布の各工程に必要な期間を逆算して計画
🗓️ 「○月○日発行」と決めるだけで、全員の動きがグッと締まります。
新聞づくりには、大きく分けて以下のステップがあります
特集記事(メイン)を1つ決める
サブ企画(人物紹介、クイズ、レポート、写真コーナーなど)を選定
見出し候補や写真の使い方もイメージ
🧠 企画は「読者にどう感じてほしいか」を中心に考えると成功しやすいです。
イベント・活動現場に足を運び、現場感のある素材を収集
インタビューを行う際は、質問リストを事前に準備
写真は“人物の表情”が分かるものが理想。許可も忘れず!
📷 「文章だけで伝える」よりも、「写真×一言コメント」の方が伝わることも多々あります。
結論から書く「逆三角形の構成」が基本(特にニュース記事)
1段落=1メッセージが原則。長すぎないように
難しい言葉・専門用語は避ける/解説をつける
📝 書き手の“熱量”や“驚き”が見える記事は読者の心をつかみます。
新聞は基本的に「見出し→写真→本文」の順に目がいく
縦書きか横書きかを決め、余白を美しく使うことが重要
色使いは2〜3色までにとどめ、写真と文字がケンカしないように
🖥️ WordやCanva、PowerPoint、新聞作成専用アプリ(NewsPark など)も活用できます。
誤字脱字、写真の誤掲載、名前の表記ミスなどの「事実確認」が最重要
第三者(できれば読者層に近い人)に見てもらうと◎
号数・発行日・編集責任者などの表記も忘れずに
🔍 小さなミスでも「信用を損なう」可能性があるため、チェックは2回以上が鉄則です。
枚数・用紙サイズ・カラーか白黒かを決定
オンデマンド印刷やコンビニ印刷を利用する方法も
手渡し・掲示・ポスティング・回覧・PDF配信など、配布方法に合わせたサイズ設計を行う
📦 「どう読まれるか」を考えれば、「どう届けるか」も工夫が必要です。
数字を入れる:「〇〇人が参加!」
疑問形にする:「なぜ今、地域で竹林が注目?」
感情を動かす:「涙と笑いの卒業式」
📰 見出しは、読者の目を止める“最初の勝負”ポイントです。
同じイベントでも、ただの集合写真より、誰かが笑っている写真の方が印象に残る
写真にキャプション(短い説明)をつけると、さらに伝わります
詰め込みすぎた新聞は読まれない
ゆとりのあるデザインは、“大事なところ”が自然と目に入る
「書きたいこと」より、「読者が知りたいこと」を優先する
「誰に向けて書いているのか」を常に忘れない
👀 伝え手=編集者、読み手=読者。この両方の視点が必要です。
新聞は、単なる情報伝達ではなく、
✅ 想いを形にし
✅ 読者に伝え
✅ コミュニケーションを生み出す
そんな「人と人をつなぐ紙の橋」です。
誰でも最初は初心者ですが、目的と読者をしっかり見据えた新聞は、読み手の心に残ります。
ぜひあなたの手で、伝えたいことを「紙の力」で形にしてみてください。
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