-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
株式会社Akisai、更新担当の中西です。
本日は第16回新聞配達雑学講座!
ということで、新聞配達業者の現場で語られる心温まる実話やエピソードを紹介します。
新聞配達の仕事は、毎日同じ道をたどる単調なルーティンのように見えるかもしれません。しかしその実態は、「地域との静かな交流」、「暮らしのリズムへの貢献」、そして「小さな奇跡の積み重ね」でできています。
ある新聞配達員が、山間の住宅に毎朝新聞を届けていたところ、いつも手紙のように小さなメモがポストに添えられていました。
「いつもありがとう」「今日は雪がすごいね」「気をつけてね」
それが半年ほど続いたある日、その家からの新聞停止連絡がありました。後日、配達員が気になって訪ねると、ご家族から「母はあなたとやりとりを楽しみにしていたんです。会ったことはないけど、あなただけが“毎朝来てくれる人”だったんです」と言われたそうです。
新聞配達という仕事が、誰かの“孤独な朝”をあたたかく照らしていた瞬間でした。
2019年の大型台風の際、多くの地域が停電し、交通網も麻痺していました。ある配達員は「新聞を届けられなかったら、あの家の高齢者は不安になる」と考え、合羽を着て自転車を押しながら配達を続けました。
翌日、その家の玄関先には「ありがとう。新聞が来たことで、“まだ大丈夫だ”と思えました」というメモと、あたたかい飲み物が置かれていました。
新聞は情報だけでなく、“日常が続いている”という心の支えにもなっているのです。
ある家庭で、中学生の女の子が「今日は誕生日なのに、家族は誰も覚えてくれてない」と落ち込んでいたところ、いつもの新聞の中に「お誕生日おめでとう」という手書きのメッセージと、彼女の好きなアイドルの記事の切り抜きが挟まれていました。
実は、配達員は家族と交流があり、「この子の誕生日を知っている最後の“大人”だった」のです。
新聞配達という仕事が、誰かの孤独にそっと寄り添うプレゼントになる瞬間でした。
毎日新聞がそのままポストに残されていた家がありました。配達員は「高齢者の一人暮らしだから何かあったのでは」と感じ、新聞販売所を通じて地域包括支援センターに連絡。結果、倒れて動けなくなっていた方が無事に発見され、一命を取り留めました。
これは決して特別なことではなく、新聞配達員たちは「日常の異変に気づける地域の見守り人」なのです。
新聞配達とは、ただの情報流通業務ではありません。それは「朝一番に誰かの暮らしに触れる」「毎日の静かな会話を続ける」仕事です。そして、その中で生まれるのは、小さくても確かな“つながり”と“信頼”です。
株式会社Akisaiでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!