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日別アーカイブ: 2025年6月23日

第16回新聞配達雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社Akisai、更新担当の中西です。

 

本日は第16回新聞配達雑学講座!

ということで、新聞配達業者の現場で語られる心温まる実話やエピソードを紹介します。

 

新聞配達の仕事は、毎日同じ道をたどる単調なルーティンのように見えるかもしれません。しかしその実態は、「地域との静かな交流」、「暮らしのリズムへの貢献」、そして「小さな奇跡の積み重ね」でできています。


1. 「毎朝、君が来るのが楽しみだった」――独居高齢者との交流

ある新聞配達員が、山間の住宅に毎朝新聞を届けていたところ、いつも手紙のように小さなメモがポストに添えられていました。

「いつもありがとう」「今日は雪がすごいね」「気をつけてね」

それが半年ほど続いたある日、その家からの新聞停止連絡がありました。後日、配達員が気になって訪ねると、ご家族から「母はあなたとやりとりを楽しみにしていたんです。会ったことはないけど、あなただけが“毎朝来てくれる人”だったんです」と言われたそうです。

新聞配達という仕事が、誰かの“孤独な朝”をあたたかく照らしていた瞬間でした。


2. 台風の夜、届けられた“日常の安心”

2019年の大型台風の際、多くの地域が停電し、交通網も麻痺していました。ある配達員は「新聞を届けられなかったら、あの家の高齢者は不安になる」と考え、合羽を着て自転車を押しながら配達を続けました。

翌日、その家の玄関先には「ありがとう。新聞が来たことで、“まだ大丈夫だ”と思えました」というメモと、あたたかい飲み物が置かれていました。

新聞は情報だけでなく、“日常が続いている”という心の支えにもなっているのです。


3. 忘れられた誕生日に贈られた“新聞の切り抜き”

ある家庭で、中学生の女の子が「今日は誕生日なのに、家族は誰も覚えてくれてない」と落ち込んでいたところ、いつもの新聞の中に「お誕生日おめでとう」という手書きのメッセージと、彼女の好きなアイドルの記事の切り抜きが挟まれていました。

実は、配達員は家族と交流があり、「この子の誕生日を知っている最後の“大人”だった」のです。

新聞配達という仕事が、誰かの孤独にそっと寄り添うプレゼントになる瞬間でした。


4. いつも新聞が残る家に気づいた異変

毎日新聞がそのままポストに残されていた家がありました。配達員は「高齢者の一人暮らしだから何かあったのでは」と感じ、新聞販売所を通じて地域包括支援センターに連絡。結果、倒れて動けなくなっていた方が無事に発見され、一命を取り留めました。

これは決して特別なことではなく、新聞配達員たちは「日常の異変に気づける地域の見守り人」なのです。


おわりに

新聞配達とは、ただの情報流通業務ではありません。それは「朝一番に誰かの暮らしに触れる」「毎日の静かな会話を続ける」仕事です。そして、その中で生まれるのは、小さくても確かな“つながり”と“信頼”です。

 

 

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